ようやく自粛規制が解除されるところも出てきましたね。
少しずつではありますが、希望の光が差してきたように思います。
健康であることがどれだけ大切なのか、考えさせられる出来事でもあったのではないでしょうか。
暮らしの中心ともいえる家。
その家が健康にいい空間であることはとても重要です。
家の主になる材料といえば「木」です。
日本の住宅は木造が一番多いのではないでしょうか。
木造以外の構造でできた住宅もありますが、内部には建具や床などに木材が使われています。
やはり「木」は住宅にとって、とても重要な材料です。
今回はそんな重要な材料「木材」のおはなしです。
木は昔から住宅の構造材として使われてきました。
住宅の材料として優れている木の特徴をいくつか挙げてみると、
1.風合いがよく、手触りや触感がいい
木は手触りが良く、木目や香りには癒し効果があるといわれ、リフレッシュ効果が期待できます。
森林では都市にいるときよりもストレスホルモンが抑えられ、リラックスできるという研究結果もあります。
色や木目などが美しく、意匠性にも優れています。
2.安全性が高い
自然素材で燃えても有害物質を出さず、実は耐火性にも優れます。
燃えるときには表面から1分間に6mmほどといわれ、内部まで燃えるのには時間がかかるのです。
また滑りにくく適度に柔らかいので転んでも事故の発生率が低いです。
2.丈夫で加工がしやすい
木は引っ張りの強さでは、コンクリートの約200倍、鉄の4倍の強度を持っています。
強度のある材料ながら軽く、切ったり曲げたり、運搬や加工がしやすい特徴があります。
木は軽くて強い材料なので地震にも強いのです。
4.調湿効果、断熱効果がある
空気中の水分を吸ったり放出したりして、快適な湿度を保ってくれます。
断熱性にも優れているので、湿度や温度を調節した気持ちのいい空間を作ってくれます。
また音の吸収がいいので、音楽なども柔らかい、良い音で聴くことができます。
リソーケンセツの家は見えるところだけではなく、内部の構造材にもこだわっています。
使っている木材は紀州産の高樹齢(60~120年物)の素性の良い目込材です。
紀州、和歌山県は古くから「木の国」と呼ばれ、優れた木材を生み出す林業地として位置づけられてきました。
紀州材の品質は、よじれのない素直な気質が特徴で、
強度特性にすぐれた目の詰まった高樹齢材が中心で各方面から高い評価を得ています。
リソーケンセツは紀州の老舗材木店、「山長商店」の骨太構造材を産地直送で仕入れています。
山長商店は、江戸時代末期から紀州の広大な山林を守り、優良で目の込んだ丈夫な木材(目込材)を産出する老舗木材店で
古くは京都、奈良の寺社や江戸屋敷に建造に使われています。
苗作りから伐採まで一連の作業に責任をもって取り組んでいる、山や木に誇りを持った会社です。
柱一本にしても60年以上の歳月をかけて、地道な作業を繰り返しながら山や自然を守っているのです。
山長商店の木材は国産無垢材を扱う工場として全国でも数少ない「機械等級区分構造用製材」JAS認定工場Aタイプの認定を受けました。
木材商品にはFIPCの認証を得て、合法木材である証明と共に「原産地」表示を行っています。
良質な紀州産、山長商店の構造材を産地直送で仕入れることにより、コストパフォーマンスを高め、
高強度で良質な木材を提供することを実現しました。
製材された柱は全品検査が行われ、曲げ強度数値(ヤング係数)や含水率の数値が全て表示されます。
リソーケンセツの丈夫な健康空間の家づくりに山長商店の木材はなくてはならない大切な材料です。
これからもお客様の健康住宅を造るために、いつでも安心してお任せいただけるように
建物の強度に深く関わる構造材、安全で高強度な材料を厳しく選定していきたいと思います。