2010年お引渡しのOB宅訪問会開催報告!「延床30坪、4人家族が快適に暮らす工夫の詰まった無添加無垢の家」
先日、OB様のご厚意によりOB宅訪問会を開催いたしました!
プライバシーをお守りする関係で、
弊社の展示場をすでにご覧いただいている方限定のご招待で行われました。
当日の様子をご報告いたします。
築10年以上、OB様宅の木部の経年変化
今回会場としてお借りしたOB様邸は、
ご夫婦とお子様2名の計4名で暮らされています。
こちらは現在のリビングのお写真です。
築13年を迎え、無垢床や柱、造作のテレビ台や収納の木部は
経年変化により深みのある美しい飴色になっております。
こちらは2010年お引渡しから半年後のお写真です。
まだ木部は淡く若々しい色をしていますね!
OB様も写真と見比べて「こんなに色が変わっていたんですね。暮らしていると分からないですが、改めて見比べてみると驚きました」とお話しされていました。
訪問会にはOB様の奥様に立ち会っていただきました。
家の中はご来場いただいたお客様に
「カフェに来たみたい」
「築10年以上経ってるとは思えないくらいすごく綺麗。木の香りもして新築みたい」
と言われるほどとても綺麗な室内です。
OB様邸の無駄のない収納計画
ご厚意で1階の収納のほとんどを見せていただけました。
お客様からご相談いただくことが多い、家づくりのお悩みが「必要な場所に適切な量の収納」の計画について。
OB様邸は大収納のシューズインクローゼットや
ファミリークローゼットは設けず、
生活動線に合わせた小さな収納を各所に配置した間取りです。
「住み始めて13年経った今でも、片付けやすくて私達家族の暮らしにとても合っています」と奥様。
収納一つ一つの配置の理由や、普段どのように使われているかまで丁寧に教えていただきました。
こちらの造作テレビ台は大工が作成したオリジナルのものです。
室内の雰囲気と統一されたテイスト、収納するものに合わせた無駄のないサイズは造作家具ならではの魅力です。
正面に取っ手のない引き出しや、シンメトリーのスッキリとしたデザインは、
奥様がイメージを手描きで伝えていただいた通りに製作されています。
大変収納上手な奥様で、収納スペースの中はボックス等を使い、使いやすく整理整頓されています。
「どうやって住む前から収納の大きさを決めて、こんなに綺麗に収まっているんですか?」
という質問には
「ストックするものや収納するものの数や大きさはある程度決まっていたので、そこから想像して決めました。
また、物が増えたらその分何かを処分して、今ある収納に収まるようにしています」
とお答えされていました。
キッチンカウンターにはマガジンラックが設けられています。
こちらにはお子様の学校関係の書類をしまわれているそう。
大切な行事の連絡や期限のある提出物など、多岐にわたる学校からの書類の管理方法は子育て中の方に多いお悩みかと思います。
ご家族が必ず通る動線に出し入れのしやすい定位置があることで、自然と整理や管理がしやすくなりますね。
ご家族4人分の靴や傘、外用の掃除道具など、物が多くなりがちな玄関にはたくさんの収納が設けられています。
主にご主人の靴を収納されているという、玄関の低い位置に確保したスペース。
壁の向こう側はリビングのため、収納スペースの奥行の分だけ壁が張り出していますが、こちらには設計の工夫が取り入れられています。
こちらの素敵なインテリアを飾られているニッチの下の部分、この”でっぱり”が反対側の靴の収納スペースになっております。
以前にもOB様にお写真をいただき、ブログで紹介させていただいた「 雛人形の飾り場所 」もこちらのニッチです。
リビングのご家族の目に入る場所、お子様が小さい頃には手が届かずいたずらできない高さと、空間を上手く活用されています。
育ち盛りのお子様達が元気に走り回っていた無垢の床
OB様邸の築13年経った「無垢の床」もぜひお客様に見ていただきたいポイントでした。
お引渡し当時の娘様は3歳、息子様は7カ月で、
現在は高校生、中学生になられています。
こちらはリビングの無垢床(パイン材)の写真です。
写真右側はダイニングテーブル、正面はキッチン、左側は洗面室に続く床の写真です。
ダイニングのテーブルとイスはお引渡し当時から使われており、13年間ほとんど配置が変わっていないそうです。
もちろん細かな傷や水染み等はございますが、イスの跡等の大きな傷もなく床はとても綺麗な状態でした。
ミニカーで遊んだ傷、おもちゃを落としてしまった凹みも馴染んでおり、指をさして教えていただかなければ目立ちません。
写真右側は浴室、正面は洗濯機と洗面化粧台、左側はトイレに繋がるこちらの洗面室。
冬でも冷たくならず、お風呂あがりもヒヤッとしない無垢の床はヒートショック予防の一つにもなりますね。
こちらも木部の黒ずみなどはありません。
OB様に無垢床のお手入れ方法を伺ったところ、
普段は掃除機をかけていて、毎年1回オスモワックスを家族でかけているそう。
オスモワックスとは植物由来の自然塗料で、無垢材の調湿効果や手触りを活かしたまま撥水効果を付与します。
傷の補修は気にならないため行っていないとのことでした。
無垢床の生活の中でできた細かな傷は、経年と共に艶が増していく木の特性により馴染んでいき、住めば住むほど味となります。
無垢の床は手入れが大変そう、何年も経つと傷んでしまうのではと思われている方も多いかと思います。
ご不安に思われる方は築23年の『無垢乃家』春日部市小渕展示場などでぜひ実際にご覧ください!
10年以上の時を経ても美しさを保つ漆喰珪藻土の塗り壁
漆喰珪藻土塗り壁の汚れの落とし方についてもご厚意で実際に見せていただきました。
手垢の付きやすい照明のスイッチ周りは湿らせたハケで優しく払い、物が擦れた時にできる筋のような汚れは消しゴムで軽くこすります。
一番よく使われるLDKの照明スイッチ周辺も引渡し当時の塗り壁の白さを保っています。
家づくりに取り入れたご家族の思い出
OB様邸はご家族の思い出を家づくりに取り入れられており、
階段には塗り壁を活かしてニッチにご家族の手形&足形を取られています。
こちらも竣工から13年経っても白く清潔感があり、ご家族の思い出も当時のまま美しく刻まれています。
吹き抜けの手摺にデザインされた花や鳥のかわいいモチーフは、当時赤ちゃんだったお子様のお洋服の柄が元になっているそうです。
キッチンカウンターのスプーンとフォークのモチーフもとても可愛らしかったです。
玄関には弊社で2011年に開催した「珪藻土イベント」で作成されたウェルカムボードが飾られていました。
ご来場者様の皆様、ご参加いただきありがとうございました。
OB様に質問するリストを用意されていたり、メモを取られていらっしゃる方も多く、
普段はなかなかお伝えすることのできないOB様の生の声をお伝えすることができ嬉しく思います。
今後も家造りについてのご質問や、気になる点等ございましたらお気軽にご連絡ください。
お引渡しから13年というベテランのOB様のお住まいでイベントを開催するのは今回が初の試みでした。
「整理された暮らしやすい設計に遊び心も取り入れられ、OB様のあたたかい人柄が伝わるような素敵なお住まい」
そんなOB様邸を会場としてお借りする大変ありがたい機会をいただき、また多大なるご協力いただきましたOB様ご家族に心より感謝申し上げます。
今度とも何卒、よろしくお願いいたします。