いつもリソーケンセツのブログをご覧いただきありがとうございます。
早いもので今日から11月がスタート。
朝晩は寒さも増してきましたが、皆様体調など崩されていませんか?
事務所の近くではコスモスがきれいに咲き、秋の訪れを感じさせてくれました。
さて、本日は普段なかなか見る機会の少ない木造住宅の大イベントである上棟の様子をご紹介させていただきます!
上棟とは木造住宅の骨組みである構造材を1日~2日かけ、一気に組み上げる工程です。
おかげさまで夏から秋にかけ、地元の春日部市はもちろんの事、さいたま市や越谷市、宮代町、千葉県は柏市や取手市など様々な地域で上棟を執り行いました。
まず土台は上棟前に担当大工により敷かれます。
弊社の土台は全棟に厳選した紀州産桧を使用!
木造住宅=シロアリ被害のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、同じ木造住宅でも使用する材によって、シロアリにすごく食べられやすい材もあれば、シロアリを寄せ付けない材もあるんです。弊社はもちろん後者。そのお話もまたブログでご紹介できればと思います。
今年入社しました新人社員大工もベテラン大工とマンツーマンでしっかりと匠の技や知識、心意気を学んでいました。
将来が今から楽しみです!
さあ、いよいよ上棟が始まります!
まずは一階の柱立て。
完成住宅では壁の中に隠れ、意識することは少ないかもしれませんが、こんなにもたくさんの柱が家を支えているんです!
現場は無垢材に囲まれ桧や杉のいい香りに包まれます。
次に梁をかける工程。
こちらも見事な無垢材が次々と決められた箇所へ収められていきます!
1階部、2階部、クレーン車。各担当がしっかりコミュニケーションを取り、段取り良く息の合った仕事をしてくれています。
土台や柱、梁の構造材は日本有数の良質木材産地である紀州和歌山県の山から直に仕入れています。
江戸時代から紀州の広大な山林を守り続けている老舗木材会社。
山手線の内側の面積にも及ぶほどの広大な自社所有の山で育て伐採された杉や桧を、1本1本すべて強度と含水率を計測し、厳しいチェックをクリアした材料のみシリアル番号が打刻され、弊社に入ってくるといった徹底的に品質管理された自慢の構造材です!
高樹齢の厳選太鼓梁。
家のシンボルとなりますね!
柱と梁が架けられたら、各箇所で柱の水平を見ながら歪みがないかしっかりと垂直を確認していきます。
一階部が完了したら、二階も同様に作業を行っていきます。
二階床の下地にはしっかり認定の取れたスギ無垢板の構造ボードを使用し、水平面もガッシリと面で支える事で、より地震に強い家に!
釘もきちんと決められた間隔で打ち、材料が持つ本来の性能がきちんと発揮できるよう丁寧に施工していきます。
さあ、作業も小屋組に入ります。
ここまでくると家の全体像もはっきりし、上棟完了までもう少し!
屋根部分はあらかじめ担当大工により、加工場にて「屋根パネル」を作成し上棟時に設置していきます。
屋根パネルには断熱材が敷き込まれており、夏の暑さ・冬の寒さからしっかりと室内を守ります。
パネルが設置出来たらルーフィングの張り込み。
ルーフィングというものにあまり聞きなじみはないかもしれませんが、屋根瓦の下で雨漏りをふせぐ大切な部材です!
弊社では透湿防水ルーフィングという、湿気は逃がすが水は防ぐという優れものを使用しています。
細かいところも気を抜かず、棟部や立上り部など雨漏りしやすい箇所は何重にも重ね張っていきます。
ルーフィングの敷き込みが完了したらこの日の作業はすべて終了。
土台のみだったところから一日にして骨組が組みあがっていく様は何度経験しても圧巻です!
この夏から秋にかけ、約10棟の無添加無垢の家の上棟を行わせていただきました。
一生に一度の家づくりをお任せいただいた全てのお施主様に必ずご満足いただけます様、我々社員・リソー匠会しっかりと連携し、施工させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。