紀州和歌山 山長商店 研修旅行<後編>

2024/12/20(金) すべて

みなさま、こんにちは。

 

 

紀州和歌山 山長商店に研修旅行に来ております。

 

 

2日目の朝です!!

暗くなってからチェックインしたので気付きませんでしたが、

全室オーシャンビュー!

素晴らしい眺めのホテルでした。

 

 

 

本日の予定、第1弾!

今年の5月に竣工した田辺市の新庁舎の見学に伺います。

災害時に防災拠点となる市役所ですが、

南海トラフ地震などの大きな災害に備えて高台のこの場所に移設したそうです。

 

モダンなデザインの建物ですね。

地元産の無垢材の格子が目を引きます。

 

 

今回は、田辺市の広報担当の方が庁舎内のご案内をしていただきます。

お忙しい中ありがとうございました。

見ての通り、あちらこちらに地元産の木材を使用しております。

 

 

エントランスホールを別の角度から見るとこんな感じになります。

素敵な空間ですね。

 

 

見てください!

開放感あふれる大空間!

 

 

別アングルで!

 

 

もともと田辺市は5つの市町村が合併してできている事が由来となって、5本の柱のデザインが採用されたそうです。

 

 

フロアのあちこちで休憩できるスペースがあります。

そこには田辺市でとれた木材を使用した家具が並んでいます。

 

 

こちらは、田辺市産のヒノキ材を使用しています。

 

 

フロア毎に家具を手掛けた会社が違うそうです。

 

別のフロアに行くと・・

確かにすこしずつテイストが違う感じがしますね。

 

 

こちらはキッズ用のテーブルとイスです。

角のないデザインがとてもかわいいですね。

 

 

マガジンラックも田辺市産の材で作っています。

 

 

ワークスペースも無垢材で整備されています。

 

 

展望デッキに上がると海が見えます。

 

 

さすが、紀州和歌山!

こんな部署があるんですね。

 

 

カゴの中にいるのは、JAのマスコットキャラクターの「うめっぴ」と「みかっぴ」

双子の兄妹だそうです。

もちろん、紀州梅とみかんがモチーフになっています。

テーマソングも発売されているそうです。

 

 

1階にあるカフェも木質感たっぷりです。

なんかいるだけで健康になりそうです。

 

 

地元産の木質感が溢れる素敵な新庁舎でした!

 

 

田辺市役所の新庁舎を後にして、次は世界遺産の熊野古道に向かいます。

途中、バスの車窓からの眺め・・

ありこちに梅の林が広がります。

 

 

「道の駅 熊野古道 中辺路」に到着しました。

「なかへち」と読みます。

ここから、ユネスコ世界文化遺産にも登録されている「熊野古道」を歩きます。

 

 

「熊野古道」とは、

古代から中世にかけて、本宮・新宮・那智の熊野三山の信仰が高まり、

多くの人々が熊野に参詣するようになりました。

その巡礼道が「熊野古道」になります。

 

「熊野古道」にはいくつかルートがあります。

京都から大阪・和歌山を経て田辺に至る「紀伊路」、

そして田辺から山中に分け入り、熊野本宮を経て那智・新宮へ向かう「中辺路(なかへち)」、

ほかにも、

田辺から海岸線に那智・新宮へ向かう「大辺路(おおへち)」、

高野山から熊野へ向かう「小辺路(こへち)」、

伊勢と熊野を結ぶ「伊勢路」、

吉野・大峯から熊野本宮をつなぐ山伏たちが通った修行道の「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち」、

などがあるそうです。

 

 

「熊野古道」に入る前に記念撮影です。

 

 

今回は、地元の語り部さんに同行していただきます。

途中、いろいろと解説を交えて、楽しく道案内をしてくださいました。

 

 

いよいよ「熊野古道」に突入します!

後からできたアスファルトの道は世界遺産には登録されていないそうです。

結構、登山道に近い感じです。

 

 

石畳の道が雰囲気がありますね。

周囲の大自然からパワーをもらいながら歩きます。

足元が滑りやすいので注意してくださいね。

 

 

まだまだ余裕の表情ですね。

 

 

行程の途中にある「箸折峠」を過ぎます。

 

 

峠から少し下ったところにある「箸折峠展望台」からの眺め

近露(ちかつゆ)集落が見えてきました。

 

 

まだまだ「熊野古道」は続きます。

 

 

ここへ来て、ペラペラの靴で来た事を後悔し始めています・・

 

 

山道を抜けて、ようやく開けた場所にでてきました。

 

 

ようやく「近露王子」に到着しました。

「近露王子」とは、熊野古道沿いにある神社のひとつで、参詣者の守護が祈願されたそうです。

 

 

バスが待つ駐車場までは、もう目と鼻の先ですよ。

記念撮影をして、次の目的地「熊野本宮大社」に向かいます。

 

 

 

 

 

「熊野本宮大社」に到着しました!

 

「熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)」

「熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)」

「熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)」

「那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)」

の三社一寺を熊野三山と呼び、全国の熊野神社の総本山となっています。

 

 

熊野詣はよみがえりの旅と言われていて、

「熊野速玉大社」は過去、

「熊野那智大社」は現在、

「熊野本宮大社」は未来、

をつかさどるとと言われ、

長い巡礼の中で、自分の過去、現在、未来を見つめ直し、

新たな気持ちに生まれ変わることが熊野信仰の意味するところだそうです。

 

そして、この三社を結んでいるのが、さきほど歩いた「中辺路」になります。

 

 

もともと熊野本宮大社は少し離れた場所にあったそうですが、

明治22年の洪水でそのほとんどが流失してしまったそうです。

その際に流失を免れたお社が、現在の場所(高台)に移されたそうです。

 

 

というわけで、長い石段を上りますよ。

 

 

ようやく上まで着きました。

 

 

最初に目に飛び込んできたのが、この美しい紅葉でした。

 

 

身を清めてから参拝させていただきましょう。

 

 

こちらが熊野本宮大社の本殿です。

山長さんのはからいにより、特別に本殿にて工事安全の祝詞奏上・ご祈祷をしていただきました。

ありがとうございました。

 

 

また、宮司様より直々にありがたいお話を伺う事ができました。

お忙しい中ありがとうございます。

 

奥に見える「思」の字ですが、

私達が訪れる少し前(午前中に)に

約3メートル四方の白い布に、「来年の一字」を宮司様がお書きになられたそうです。

「人が人を思う年になってほしい」という願いが込められています。

 

 

今回の研修旅行の帰りにたまたま乗り合わせた電車の車内モニターでも、

ニュースで掲載されておりました。

 

 

境内では様々なお守りや絵馬が並んでいます。

参拝のあとで、これらを選ぶのも楽しみのひとつですね。

 

 

熊野では、「八咫烏(やたがらす)」を神の使者と言われているそうです。

日本サッカー協会のマークは「八咫烏」が使われています。

よくボールをゴールに導くようにとの願いが込められていて、

今もJFAの方や、日本代表サッカー選手たちが必勝祈願で訪れるそうです。

 

 

本殿から下りてくると、目の前に「熊野本宮大社ビジターセンター」があります。

ここでも山長さんの材料で建てられたそうです。

 

 

すぐ近くの「本宮天下一大鳥居」に来ました。

元の本宮大社があった場所です。

幅42メートル、高さ33.9メートルという大鳥居です。

 

 

 

 

全ての見学行程を終えて、「山長商店 研修旅行」もいよいよ終盤です。

空港近くの景勝地、「円月島」を訪れます。

ちょうど夕日の美しい時間帯に訪れる事ができました。

なんか神秘的な光景ですねー。

 

撮影に夢中で足濡れちゃった方もいたようですね(笑)

 

こうしてあっという間に、2日間の研修旅行が終わりそれぞれの帰路につきました。

 

 

 

今回の研修旅行を振り返ると・・

「作り手の思い」その思いを伝えて、

繋いでいくことの大切さを強く感じました。

 

そして、山長商店さんの皆様をはじめ、

今回の旅で出会えたすべての皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました!

 

今年もあっという間に12月・・

2024年も残りわずかとなってまいりましたが、

新しい年もまた元気な姿でお会いできると嬉しく思います。

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